「731部隊―実像と虚像」講演録 5
http://www.jacar.go.jp/
アジア歴史資料センターの設立のきっかけは、1994年8月31日、当時の村山富市総理が行った、翌年の戦後50周年を記念した「平和友好交流計画」に関する談話でした。その中で、歴史資料センター設立が言われました。それを受けて国の諸機関が保存公開している「アジア歴史資料」についてインターネットを通じて提供することになり、国立公文書館の組織として 2001年11月30日に開設されました。
このサイトで資料を見るには(2006年9月16日現在機械更新のためお休み中)、上記のアドレスを入れ、検索して資料を見たいと希望すると、規則を守るかとかいろんなことやって検索という画面に行く、そこでC01003171600と入れるとこの資料が一発で出てきます。逆に731なんて入れると10回位かかりますが、とにかくとても便利です。英語でも検索できるようになりつつあります。だからどこにいても使えるので非常に便利です。
スライドの9の資料は、昭和11年8月8日付です。タイトルは、「編成完結の件」、内容は「左記ノ通編成完結ス」。「軍馬防疫廠」、これが100部隊のことで、8月3日、で、「関東軍防疫部」これが昭和11年、1936年の8月5日に、天皇の命令どおり、編成が完結しましたという報告書です。それから成立後70年経ったということです。
スライド10も資料センターですけれども、左の資料は防疫部で何をやっていたかということが分かる文書です。書かれているのは「香港上海方面ヨリスル『コレラ』等ノ侵襲ヲ防護セントス」、要するにコレラ等を防ぐということです。それから次に、右の昭和15年の8月25日ですね。1940年8月25日、具体的な記述はこの次のページかなんかにあるんですが731部隊の編成を改正します。どう改正したかというと「関東軍防疫部」を「関東軍防疫給水部」と、他の部隊と同じような部隊名に変えた、給水を入れたというのがこの資料です。
0 Comments:
Post a Comment
<< Home